日本に正教会の信仰を伝えた聖ニコライについて。
- 1836年(天保7年) 8月、イオアン・カサートキン(のちのニコライ)、ロシア帝国スモレンスク県ベリョーサ村に生誕。
- 1860年(万延元年) イオアン・カサートキン、日本領事館付司祭に応募、修道請願をたて修道司祭ニコライとなる。
- 1861年(文久元年) 初夏、函館到着。
- 1870年(明治3年) 春、ロシア正教会、日本宣教団設立を祝福。秋、ニコライは掌院に昇叙。
- 1880年(明治13年) 4月、サンクトペテルブルクでレーヴェリ(現エストニア首都タリン)の主教として叙聖。
- 1906年(明治39年) 春、大主教に昇叙。
- 1912年(明治45年/大正元年)2月16日、永眠。
トロパリ
使徒と等しく同座なる者、忠実にして神智(しんち)なるハリストスの役者(えきしゃ)、
聖なる神(しん)に選ばれたる笛、
ハリストスの愛に満ちたる器、
我が国の光照者(こうしょうしゃ)、
亜使徒主教聖ニコライよ、
爾(なんじ)の牧群のため、
及び全世界のために、
生命(いのち)を保つ聖三者に祈り給え。